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小林よしのり
2015.6.28 12:05政治

谷垣禎一が統治行為論を自ら持ち出した


NHKの日曜討論で谷垣禎一が自ら統治行為論を楯にして、

安保法制は最高裁でも判断できない高度な政治案件だから、

我々が決めていいと居直っていた。

 

日米ガイドラインは憲法より上位の法であると宣言して

いるのだ。

 

谷垣は宏池会だったからリベラルと思っていたがもはや

完全に安倍真理教の従米主義者になっている。

 

しかし国民の大多数が反対、もしくは疑念を持っていて、

憲法学者の大多数が違憲だと言っている法案を、

主権者たる国民の代表として、今回の法案は高度な政治案件

だから、我々に任せろと言えるのだろうか?

 

それほどに日本の存立危機が迫っているのか?

冷戦下の核開発競争の時代の頃から、日本の存立危機状態は

ずっと続いていると思うのだが。

それでも憲法改正を忘れていて、中途半端な個別的自衛権で

やっていけると言ってたくせに。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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